CloudFrontでマルチオリジン(multi origin)を設定しても反映されない時

プログラミング

2022.03.202022.01.26

はじめに

S3の静的ウェブサイトホスティングでWebアプリを作成しました。
ユーザがファイルをアップし、閲覧できる機能があるのですが、アプリが格納されているバケットとは分けたかったので、
CloudFrontのマルチオリジンを使って解決しようとしたところ、いつまで経っても反映されないので調査しました。

バケット名	概要
sample-app	静的ウェブホスティングでアプリが格納されている
sample-file	ユーザがアップしたファイルが格納されている

CloudFrontにドメインを紐付けていない場合、過去記事参照ください。
https://gdtypk.com/cloudfront-original-dmain-route53-acm/

URL	遷移先
`https://sample.com`	`sample-app`バケットへアクセス
`https://sample.com/upload_file`	`sample-file`バケットへアクセス

sample-appとsample-fileのオリジンを追加する

https://sample.com/upload_file/*にアクセスがあれば、sample-fileを参照し、
その他はsample-appを参照するように設定。

https://sample.com/upload_file/*にアクセスしてもファイルが表示されない。
バケットポリシーや公開範囲についての問題は無い。

CloudFrontの反映に時間がかかるのかもと思い、1時間ほど待ったが解決せず。

sample-fileバケットの構成に問題があった。

処理フロー

こんな感じでした。

sample-fileの階層を以下のように変更しました。

sample.txt

↓

upload_file
└sample.txt

ビヘイビアにパスパターンを設定しても、それを無視してバケットを参照しにいくと勝手に思っていたのが悪かったようです。